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「Y project 山梨ジュエリーの新しい領域」25 Jan. 2014

「Y project 山梨ジュエリーの新しい領域」
http://www.pref.yamanashi.jp/yjm/tenji/tenji002.html

会期:2014年1月25日(土曜日)-2014年4月14日(月曜日)(火曜休館)

会場:山梨ジュエリーミュージアム

料金:無料

展示概要

2010 年、Y project はスタートしました。
2000 年代の宝飾産業界では、つくれば売れるという時代が過ぎ去り、時流に合わないものが淘汰されはじめていました。2008 年に産地ブランド「Koo-fu」を立ち上げ、「山梨ジュエリー」の新たなスタイルを模索しはじめるなかで、若手のデザイナー、職人たちも動き始めます。自分たちの「ものづくり」へのこだわりを見つめ直し、作品のコンセプトにこだわり、ブランドとしての価値を成立させる、そんな夢を抱いて始まったアクションが“Y project” です。
2010 年に発表されたY project の最初のコレクションは、鉱山から発掘された水晶が職人の手により研磨加工され、さらに地金職人の技術が加わり、そのプロセスを経て世界に通用する洗練されたジュエリーになっていくストーリーを表現しています。2011 年、パリでコレクション発表の場を得たメンバーは、世界で通用する「山梨ジュエリー」であるためには、ヨーロッパのジュエリーの真似ではなく、山梨のジュエリーであること、オリジナリティーの再認識が必要であることに気づきます。2012 年にはデザインから制作までを一人ひとりが行い、個性あふれる「山梨ジュエリー」が誕生しました。
現在、Y project で活動する5 人の方向性は一見ばらばらに見えるかもしれません。しかし底のほうには彼らを固くむすびつけている共通の価値観が流れています。それは、宝飾産業の長い歴史を持つ山梨だからこそ培われた素材を見抜く目、技の伝承、妥協を許さない美意識など、ものづくりへの信念やプライドから生まれるアイデンティティーです。
Y project のメンバーたちが目指すものは、確かな技術によって支えられた伝統を引き継ぎながら、新たな感性で表現し直された「山梨ジュエリー」なのです。
本展では、Y project が目指す新しい「山梨ジュエリー」のかたちをご紹介します。

《cosmetics》(有)Glory Design:後藤晃一